自家用車で北海道一周するのかレンタカーで北海道一周するのか迷っている方向けの記事です。自家用車・レンタカーにメリットとデメリットがそれぞれありますが最初に記述しておくと、自分の車を持っていくということは車の運搬費が余分にかかる。レンタカーを借りると車を持っているのに借りる料金が増えるといったお金に関することや、時間の制限が変わってくるといったことも踏まえて書いてみました。
自家用車にするメリット・デメリット
僕は自家用車で北海道に行きましたが出発前と帰ってきてからで感じたことを自家用車で行く時のメリットとデメリットを書いてみたいと思います。
メリット
メリットとしては魅力だったのが普段から積んでいるものを使用で来たり運転の感覚に慣れているから疲れにくいなどはあります。北海道では給油するガソリンスタンドが夕方19時以降は閉まってしまったり日曜日やお店によっては土日休みなどもあったので自分の車の燃費感覚がわかり事前に給油できることなどが良かったです。
旅館やホテルなどに泊まる場合は手荷物と言ってもかさばるのは一番が着替えくらいで、カメラなどは持って行ったとしても、旅行バッグ一個くらいのものです。さほど荷物というほどの大きなものは持っていきませんでしたが、沢山の荷物を出発時点から持っていきたい方は自家用車が便利かもしれません。
- 燃費や取り回しに慣れている。
- 車載物は普段から使っているものが使える。
- 車の大きさにもよるが大量の荷物を積んでいける。
デメリット
自家用車にするデメリットを上げたいと思います。ざっくりの感じですが沿岸部を走って北海道を一周するとなると、2800〜3500キロの旅行計画になると思うのです。
もちろん人によって観光したい場所も異なりますし内陸に入って沿岸部に戻ってを繰り返すともっともっと距離は増えてきます。
出発前に車屋さんでオイル交換をしても旅行から帰ってくると、またオイル交換をしないと行けなかったりメンテナンスの出費サイクルが早く生じます。
走行距離を伸ばしたくない人も一気に数千キロも伸びるので長期間自分の車を乗りたいと思っている方は劣化や消耗品の交換が速くなります。
北海道は海でおおわれているので足回りやボディもこまめに洗わないと塩害を受けることになりかねません。沿岸部付近では実際に北海道の走っている車や駐車されている地元ナンバー車は錆びている車が結構ありました。
- 自分の車の走行距離が一気に増える
- 車のメンテナンス代金がかかるようになる
- 塩害の被害などを受けやすくなる。
レンタカーにするメリット・デメリット
レンタカーにするときのメリット・デメリットを書いていきます。
メリット
自分の乘っている車で不満な部分を補ってくれるという利点があります。大きな車を乗っているが旅行時には少人数で行くなら小さな車を選択したりナビが無い車にのっているならナビ付きの車を選んだりできることです。
また友人同士で運転を交代するときなども友人の車を運転するのは意外とハードルが高かったりします。
北海道一周の時ではありませんが友人が別の友人の車を運転していて事故をして修理をすることになり、その後に気まずい仲になってしまった子もいます。
レンタカーでも楽しい旅の最中に事故をすると台無しになってしましますが、運転に慣れていない人も運転するのであれば、その人の運転技量に合わせて車を選ぶことも魅力と言えます。
自分の車で出ると事故などの際も車にかけている保険で補えない運転手さんの年齢制限や免許カラーなどもありますが、その場に応じた保険をかけれたりすることも魅力的な部分でしょう。
デメリット
デメリットとしては車を所有しているのに、別に借りないといけない、移動時にはお得感があるが、一日ウロウロ歩くようなときにもレンタルの料金がかかってくる。レンタカー屋さんのスケジュールによっては借りたい時に借りれなかったり、出庫時刻や入庫時刻の時間の都合が合わなかったりします。出発日時が決まっているなら繁忙期は早めに予約するのが良いでしょう。
車を持っていくのと現地で借りることの違いについて
まず車を持っていくということについては運んでもらう輸送費がかかってくるということです。車を北海道に運ぶ手段として多くの人が選び、僕も選んだ方法はフェリーでの運搬。どの地域から出発して北海道に着陸するのかの運行の距離にもよりますが、
本州から北海道に行く手段では例として次のようなフェリー会社があります。
- 商船三井フェリー
- 太平洋フェリー
- 新日本海フェリー
- シルバーフェリー
- 津軽海峡フェリー
- 青函フェリー
などなどです。
北海道への距離が近い運行で津軽海峡の移動だけなら¥9870円で
距離が延びる土地からだと¥49140円かかります。
料金体系はかなり複雑で、ほとんどのフェリー会社が出港時期をA・B・Cと分けていて時期により料金も変わってきます。
上記の料金は普通自動車の平均的な値段なので車両の長さや大きさ・ついているナンバープレートの種類によっても変わってきます。
その料金には運転手一人分のフェリー運賃も含まれている会社がほとんどです。
航海日時や車両サイズにより料金が変わってくるので各会社のホームページで確認してみてください。
旅行人数分のフェリー乗車料金も発生
¥1810円〜¥56000円ほど時期や部屋のグレードによって変わってきます。
この¥1810円は津軽海峡フェリーで運行距離が短く済むので破格ですが本州でももっと離れたところから各フェリー会社に乗る場合は一人数万かかるのは、ごく普通です。
自家用車を持っていくことで移動時間が延びる
例として上げると関西や福井県・関東の大洗などから北海道へ移動すると17時間〜20時間かかります。新潟からのった僕のパターンでいうと夜22時半くらいに出港して、翌日の夕方の17時半くらいに着きました。
つまり17時間ほど船で移動し、出発日や次の日がつぶれる。フェリーの出発の時間によっては、帰りも出発日と、別にもう1日航海日を設けないといけません。移動時間は上記の時間ですが、使用できる時間としては最悪合計前後2日ずつの合計4日間が移動として考えとかないといけません。
14日以上の旅行なら自家用車がいい
僕の場合で約二週間で走行距離は約3200キロほどを走行しましたが一日あたり228キロです。先ほどお伝えした通り前後4日(時間的には二日)はフェリーに乗っていて走行した日数が12日でザックリ計算ですが一日267キロです。
北海道では高速道路に乗らず観光しながら移動を繰り返して、この走行距離です。毎日の様子を北海道一周のブログで読んでいただければ、どんな場所を回ったか見ていただけますので、よろしかったらどうぞ。
感覚的には1か所ずつの観光地はユックリは回っておらず滞在時間短く切って次から次へとバタバタした移動になり。就寝前には毎日が寝落ちしていた状態でした。
つまり二週間以上の期間(時間があるなら一か月とか)なら自家用車での持ち込みのメリットがありますが(長期滞在ほどマイカー持ち込みのメリットがある)数日の北海道旅行で自家用車を持っていくとフェリーの運搬運賃や旅行人数の乗客料金・そして移動の時間のロスが大きくかかるのでデメリットが出ます。
もし大人四人で行くなら平均17時間船に乗って車の運搬費二回に当たる往復分と、宿泊費が四人分の往復かかります。(車の運搬費に一人分の宿泊費は含まれるパターンがおおい)四人の往復宿泊費-2人分=6人分の宿泊費用と別に車の運搬費用が必要になってきます。
二週間を切る北海道旅行ならレンタカーのほうがお得です
二週間以上の時間が取れてゆったりとしたペースで観光できるならやっぱり自家用車で向かうのが良いでしょう。今回の記事でも書きましたが、フェリーでの移動だと大きな時間をロスして観光できる時間が減るために一週間ほどいったとしても実際に回れる時間は数日分短いです。
より短い日数で沢山の観光地を巡り回るには自家用車では無くレンタカーが断然いいと思いました。
コンパクトカーからステーションワゴンクラスまでなら一日¥5000円〜¥15000円前後から借りれますし5日借りたとしても¥25000〜¥75000円を旅行者で割り勘できるので一人分の料金も、かなり安く抑えれます。
よって二週間以内の北海道旅行に関しては
飛行機で移動時間を2時間以内で抑えて現地入りし、フェリー移動のような時間ロスを減らしレンタカーを借りてまわる。です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?僕が北海道一周計画を立てたり行っている最中は、あまり気にしていなかったのですが帰ってきてから、結構ハイペースな移動の旅になり二週間滞在していましたが、ゆったりと遊べた感じはしませんでした。北海道一周ともなると遊びに行く場所や宿泊施設、フェリーや飛行機の予約、レンタカーの手配など、膨大な時間を費やします。今は、ホテルや移動手段は簡単で便利なサイトもあるのでパッと決めて思い出に残る北海道旅行を楽しんでください。